目の見えない義理の叔母のお手本余談ですが・・・・義理の母の親族は全て明るくて面白くて温かくて良い人ばかりで本当に毎回驚きます。 親族の中でも私がもっとも尊敬する叔母も来てました。 この叔母は生まれつき目が見えません。 しかしちゃんと有名な大学も卒業し、音楽を専攻した彼女はプロのオペラ歌手でもあります。 そして私と同じようにボランティアで1年半キリスト教の宣教師をし、そこで旦那さんと出会い、ボランティア後にすぐに結婚。 仕事で成功している叔父は広い家を建て、子供にも沢山恵まれ(7人だったっけ)ました。 その上、叔母は自分と同じような境遇の トラに襲われて小さい時に目が見えなくなってしまったインド人の女の子を養子に引き取り、ちゃんと育て上げました。 このインド人の女の子も成長して結婚し、 マッサージ師のこれまた目の見えない男性と幸せに結婚し、 ちゃんと目の見える普通の子供が2人生まれました。 孫の靴に鈴をつけ、どこを歩いてるか解るようにしています。 家族みんなが協力してお互いを助け合ってます。 この叔母は目が見えないのに 心の中で物が見えるようで、本当に明るいです。 こういう集まりがあると彼女はムードメーカーで必ずみんなを和ませてくれて、会話の中心に居ます。 由美どんに今回会った時も「お腹を触らしてくれる?」って優しく触って「私も赤ちゃんが出てくるのが楽しみだわ☆」と笑ってました。 彼女が語ると私まで穏やかになります。 たまに目が見えない事を逆に笑い話にしてみんなを笑わせたりする叔母。 例えば・・・ 叔母の娘(一番末っ子)高校生の子が黒人男性に興味があるらしく、叔母達の住んでる内陸部では白人社会で黒人の人と付き合ってるのは結構目に付くもので、みんなになんとなく嫌な目で見られてた娘さん。 ある日、デートで帰りが少し遅かった娘さんに注意したお母さん(叔母)。 それに怒った思春期の娘さんがお母さん(叔母)に 「お母さんも彼が黒人だからって差別してるのね!」と言ったら 目の見えない叔母は笑いながら「私には肌の色は見えないわよ!笑」と返したとか・・・ 娘さんはその後反省し、すぐにお母さん(叔母)に謝り以後気をつけるようになったとさ。 うーーーん 凄い! このエピソードは叔母の人間の深みを感じます。 身近にこういう素晴らしい親戚が居て 良いお手本を見れて今回の旅行は本当に良い収穫となりました☆ |